さいとう整形外科リウマチ科の院長 斉藤究です。
職場の人間関係で悩まれて、それが体の痛みとなって受診される方もたくさんおられます。
人が2人集まれば、1人よりも力を発揮でき、だからこそ同じチームに人が集まり、1人ではできない仕事を成し遂げることができます。
一方、人が2人集まれば意見の相違が生まれ、それにどう対処するかの処理能力が必要になります。
人は人と関わることによってチャンスをもらいます。
チャンスは目の前をいつも通り過ぎていくのですが、それをチャンスと気づくか、気づいたときにそれをつかめるかで未来が変わっていきます。
一期一会で出会った人はもちろん、身近な人に自分の良いところを認めてもらうのが、チャンスをつかむ近道になります。
自分には何ができるのか、何を得意としているのか、どんな人間で、何を考えているのか。
それを相手に理解してもらうことで、人から頼まれごとがもらえます。
頼まれごとは試されごと。
頼まれたことを期待以上で返すことで、またチャンスがもらえます。
小さなことからそれを積み重ねることで、いつの間にか大きな信頼を得ていることになります。
その第一歩は、相手に自分をわかってもらう努力を、わかってもらえるまで行うことです。
1万回だめでも、1万1回目はわかってもらえるかもしれませんよ(^-^)
あれ?どっかの歌詞にあったっけ。
今日はメルマガ 人の心に灯をともす から、そんなお話のご紹介です。
【まわりにどう思われているか】№2571
西田文郎氏の心に響く言葉より…
たとえば、職場での人間関係を考えてみましょう。
あなたの上司は、あなたのことをどう思っているでしょうか。
「積極的だ」
「責任感がある」
「頼りになる」
と思っているでしょうか。
もし、そう思われていないならば、あなた自身がどれだけ「自分は積極的で、責任感があり、頼りになる存在だ」と思ってみても、まったく意味がありません。
あなたは「積極的で、責任感があり、頼りになる存在」ではないのです。
そう思わせなければ意味がない。
自分では「能力や実績がある」と思っていても、他人から見てそう思われていなければ、能力や実績はないのと同じなのです。
あなたが自分をどう思うかは一切関係なく、考えるべきは「どうすれば積極的な人間だと、上司に思ってもらえるだろうか」「能力や実績があると評価してもらえるだろうか」ということです。
自分で「脚本」を書き、その脚本をもとに「演出」を考え、それを「演技」することで、相手の持つイメージをデザインすればいいわけです。
上司から高評価を得るためのキャラクターを設定して、それを演じられたら、立ち居振る舞い、仕草、しゃべり方、着るものも変わってくるでしょう。
それがチャンスをつかめる成功者の生き方です。
よく「上司がバカだから、自分の実力を理解してくれない」と嘆(なげ)いている人がいます。
そんな人を見るたび、私は「あなたこそ、バカだよ」と思います。
もし、上司がバカなら、イメージデザインで評価を高めることは簡単なはずです。
バカな上司は扱いやすい上司なのです。
それなのに評価が低いままであるなら、その人が上司のイメージを変える努力をまったくしていない、ということです。
これではオポチュニティコスト(一方を選んだために逃した利益のこと、機会費用、逸失利益とも言う)が高いまま。
バカな上司にバカにされる悲運の人生を送ることになるでしょう。
『成功したけりゃ、脳に「一流のウソ」を語れ』大和書房
どんなに能力があったとしても、そのことをまわりが誰一人として知らなかったらそれは無いのと同じ。
商品も同じで、それがどんなに優れたモノであっても、その価値がまったく伝わらなかったとしたら、それは無いのと一緒。
人も、商品も、会社も、その価値が伝わっているかどうかが、とても大事な時代となってきた。
商品でいうなら、買ってもらえないのは、その価値が伝わっていないから。
人でいうなら、登用されなかったり、抜擢(ばってき)されないのは、その価値が伝わっていないから。
会社でいうなら、会社の評価や評判が低いのは、その価値が伝わっていないから。
「まわりにどう思われているか」
伝えることに力をそそぎたい。
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