さいとう整形外科リウマチ科の院長 斉藤 究です。
どこにいっても理解されない筋膜の痛み
触って押さえれば、そこに痛みが確認できるのに、お医者さんは触りもしない。
しまいには心がおかしいと言われてしまう。
慢性の痛みを持った患者さんには、そんな経験を持つ方がたまにいらっしゃいます。
痛い場所に触れ、そこに痛みがあることを認めるとともに、痛みを出したきっかけや原因、生活環境やストレス要因についてお伺いしていくだけで、「やっと認めてもらえた」「私は心がおかしかったのではなかった」と涙される患者さんもいらっしゃいます。
痛みを認める
それだけで治る痛みもあります。
さて、今日はメルマガ 「魂が震える話」から、こんなお話のご紹介。
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夫婦円満の秘訣です。
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結婚生活を円満にする、とっておきのコツは「感情を示すときは、まず最初のひと言を『共感』から始めること」。
ついやってしまうのが、いきなり助言をしたり、難癖をつけたり、パートナーを怒らせた人をかばったり、話題を変えたり、といった反応。
でも、パートナーが望んでいるのは「共感」してもらうこと。
相手の身になって、気持ちに理解をみせましょう。
「残念だったね。そんなことがあったら、僕もいやだよ。わかるよ、さぞかしイライラしただろうね」
「それはがっかりよね。わかるわ、いつまでもモヤモヤを引きずるわよね」
「そんなことがあったの。それはいい気持ちがしないね」
共感は、実際に体を癒してくれます。
脳は、迷走神経を使って体の臓器を監視し、コントロールしています。
脳が共感を感知すると、迷走神経に信号を送り、心拍数を低下させ血液を下げることによって、体をリラックスさせようとするのです。
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最高の子育てベスト55
トレーシー・カチロー 著
鹿田 昌美 訳
ダイヤモンド社
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結婚研究家のジョン・ゴットマン氏いわく、結婚生活においてポジティブな交流(笑顔、ほめ言葉など)を、ネガティブな交流よりも多く持つことが大切だと言います。
逆に、家庭をダメにする「4つの言動」というものがありまして、以下の4つを日常的にくり返すカップルは、平均5,5年以内に離婚するそうです。
1、批判 パートナーの欠点について、不満を述べる。
2、軽蔑 相手がまったくのダメ人間であるような、見下した言い方をする。
3、防御 責任を否定する。コントロールできない状況を非難する。
責められるとパートナーの不満を受け止めずに即座に自己弁護をする。
4、妨害 聞いていることを示す合図(相づちなど)をせずに、石のように黙っている。
ということでした。
つまり、この逆をすれば良いということです。
長く一緒にいると、知らず知らずのうちに、そういう態度になってしまうのかも知れませんね。
そういう大切な事に気付かされるお話をご紹介して終わります。
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あるご主人が病気で奥さんを亡くされて、初めてキッチンで家事をしたそうです。
そのときにキッチンで食事を作る大変さに、ご主人は初めて気がつきました。
料理を作るためにはメニューを考えたり、買い物をしたりすることも必要だとわかりました。
奥さんが元気だった頃、仕事から帰ってきたご主人は奥さんに、
「まだ、食事ができていないのか?」
と怒鳴っていましたが、奥さんは何の文句も言わずに、
「ビールを飲んで待っていてください」
と言って、ビールを出してくれていたそうです。
そのときの奥さんの姿を思い出して、ご主人は涙が出たそうです。
奥さんが亡くなって初めて洗濯をしたときには、水の冷たさに初めて気がついて、なぜ、奥さんの手が荒れていたのかがわかりました。
寒い日に、笑顔で洗濯物を干していた奥さんの姿を思い出して、こんな大変なことを毎日笑顔でしてくれていたのかと思ったそうです。
どうして、
「毎日、一生懸命に家事をしてくれてありがとう」
と一言だけでも、ねぎらってあげられなかったのだろうかと、とても後悔したそうです。
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「小さな幸せに気づく24の物語」
中山和義 著
フォレスト出版より
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この話は、メルマガ「魂が震える話」で紹介されていました。
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